怠惰

怠惰である自分が嫌いという怠惰を。

人生の伏線回収をしていった結果、彼氏ができた

7月に元々彼から突然連絡があり、会ってきた。別れたのが19年の2月なのでもう3年半の月日が流れているわけなんだけど、やっぱり忘れられない、この先の人生いっしょにいたい、と言われた。

正直うれしかったし、ここでOKすればトントン拍子で結婚まで行くだろうし、実家お金持ちだから経済的に困ることもないだろうし......と打算的な考えが頭をよぎった。

でも、その日、全然楽しくなかった。仕事の話ばっかりだったから、とかそういうわけではない。あ~付き合ってたときもこういうところにイライラしてたな~というところが多すぎた。条件としては魅力的だったし、結婚=社会契約と考えているのでここで落ち着くのもアリか......と思ったのだけれど、もう一度会う気になれなくて、連絡を取るのをやめた。恋愛的な好きじゃなくていいから一緒にいてくれとまで言われたのにね。ごめん。無理だった。

 

9月に小中と両思いだった男の子から突然連絡があり、会ってきた。変わらず楽しい人だったし会話も弾んだ。30歳で誰も相手いなかったら結婚しよう~とかお決まりのことを約束し、また遊ぼうとなりその日は解散した。

 

10月は高校の友人複数名から遊びのお誘いが入った。部活の友人とクラスの友人。実際に会うのは12月以降になりそうだけれど、久々に連絡をとれてうれしかった。早く会いたい。

なんかこのへんから、あれ…俺の人生総まとめに入ってる?と思い始めた。今まであった人間関係の伏線が全部回収されていくような感覚。これ、全部予定消化しきったら死ぬのでは?という気持ちになった。

 

11月、以前流れてしまった大学の同期との飲み会がまた企画された。大学のときから今までずっとほんのり好きで、夢に出てくるぐらい忘れられなかった男の子と2年ぶりぐらいに再会した。久々すぎて、そして相変わらず顔がよすぎてどぎまぎしてしまった。遅刻して行ったためみんなもう出来上がっており、追いつくためにたくさん飲んでいたら追い越してしまった。あんまり記憶がない。楽しかったという感覚しか覚えていない。そして気づいたらその男の子とふたりでビジホにいた。

うっすら覚えているのは、ネカフェに泊まろうとしていた彼を「ぜったいやわらかいベッドで寝た方がいい!ホテルとってるから一緒に行こ!」と私が誘った記憶......。やったな......。これここからどうする?アセアセと思ってたら向こうがトイレで吐きはじめてちょっと冷静になった。

ちょっと本当に申し訳なくなるくらいうっすらとしか覚えてないんだけど、苦しそうな顔でめっちゃ好き......と言われたのを覚えてる。今も鮮明に顔だけは思い出せる。よすぎた。胸キュンどころではなく胸ギュゥゥゥゥゥンがすごい。完全に持ってかれた。

元彼と付き合っていた時から、もしあそこで彼と付き合う選択をしていたらどうなってたんだろうと考えていたし、別れた後もなにかにつけて元気かなとか友達としてでいいから会いたいなと思っていたので、特に全く断る理由もなくむしろ歓迎というか感謝というかな気持ちでお付き合いすることになった。その日はハグしてキスして泣いて寝た。

 

これまでの伏線回収はここにつながってたのか~~と思った。序盤で手を打っていたら大後悔するところだった。あぶないあぶない。やっぱり間違いなくベストな選択肢以外は選ばないようにした方がよいという学びを得た。たとえその時点では現実味のないようなベストであっても、可能性が1%でもあるならそれをつかみに行った方がいい。ホテルに誘ったわたし、よくやった!