怠惰

怠惰である自分が嫌いという怠惰を。

半同居人が自殺しようとしたので恋人になりました

だいぶ時間が空いてしまった。同時並行で下書きばかりが溜まっていっているので、ここらへんで近況を報告しようかと。まあ誰に向けてでもないですが。

 

彼氏ができました。

あんなにもう彼氏つくらないと喚いていましたが、案外あっさりとできてしまいました。というか、覚悟を決めたというか。

 

半同居人と一緒に暮らすようになって、もう2か月ほどになりますか。いや、まだ2か月か。色々ありました。

私の覚悟の足りなさから中途半端な関係にしてしまっていたので申し訳なさはずっと感じていて、私が謝るたびに彼も謝って。多分どんどん負の連鎖に陥っていたと思います。私も割と限界で、彼と距離を置こうかと本気で考えもしたのですが、彼の方が先に限界突破してしまった。

 

ある日の昼、バイト中の私にラインが届きました。そこには「今から死ぬのでバイト終わりにこのメッセージを読んだら救急車を手配してくれ」というようなことと、感謝の言葉が綴られていました。

どうしたらいいのかわからなかった。

 

それを受信したのが5分前だったのでとりあえず電話をかけました。出ました。でも喋れるような状態ではなかった。ずっと泣いているしごめんなさいごめんなさいとずっと謝っている。そして電話は切れた。

あ、人って本当に怖い時、やっぱり手が震えるんだ~なんて考えたりしながら、どうしたらいいかを脳ミソフル回転させて考えました。最適解なんて誰にも分からない。

とりあえず救急に電話しつつ、彼の友達にラインをしまくりました。幸いにもすぐに返信をくれた友達がいたので、彼が死ぬかもしれないということを伝えて彼のアパートに向かってもらいました。

 

そしてバイト先に泣きながら電話をかけて、早退させてもらいました。遠隔オフィスでの仕事でよかったなと思いました。それでも取り乱しているのは伝わってしまったけれど。

 

彼のアパートについたら私以外の役者はみんな揃っていて、とりあえず彼に大きなけがはないということが分かりました。でも会うのは控えた方がいいだろうと、警察官に窘められました。まあそうでしょうねと思いつつ、やっぱり私のせいだよなと考えていると立っていられなくなり、へたり込んでしまいました。

連絡した友達はもう一人の友達を連れて授業をサボってきてくれていて、本当に申し訳なくなりました。そしてこんなに大ごとにしてしまって半同居人にも申し訳なくなりました。

 

関係各所に連絡が行って、私にも大学の偉い先生から連絡が届きました。電話でカウンセリングのようなことをしてもらって、大泣きして。ありがたいことですね。でもこの件に関しては私がだいぶ悪いです。本当のことは言えなかった。

友達にもお前はよくやった、優しいやつだよと言われましたが、そんなことはない。元凶といっても過言ではない。でも怖くて言えなかった。

 

というようなことがあって。

 

もうこんな気持ちになりたくないと思った、し、彼に死んでほしくない、少なくとも自殺はしてほしくないと心から思いました。

だから、私は彼の恋人になることに決めました。

 

また死にたくなったときに、絶対に連絡してもらえるように。早く対応して死なせないように。他の誰かに連絡して困惑させないように。彼の命を独占できるように。

 

ちょっとおかしいことはわかっています。でも、関係を失うのだけは嫌だった。執着心が人一倍強いんです、私。絶対に失いたくない。

でもこれが愛なのかと問われると、どうなんでしょう、ただのエゴのような気もします。ほんとうに、疲れました。

 

とりあえず私もカウンセリングに通うことになりました。1回行けばいいのかなと思っていましたが、最低でも2週間に1回は来いと言われた。そうですよね、認知歪んじゃってますもんね。

なんでこんな人間になっちゃったんだろう。見捨てられるのが怖い。でも一度私は彼に見捨てられてしまったのですね。

私では彼をこの世界に繋ぎ止められなかったんですね。

 

それが本当に悲しいです。おわり。

 

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